花束を君に

基本的に私は守備範囲は狭い方がいいと思っていて
そもそも私の事を本当に好きな人なんか居ないと思う時もある。
だから「無知を知ったかぶりしていると、敵を作るよ」という弟の心配も有難いのだけど
敵を作ることに関してはどうでもよくて
ただ、知らない事を知らないという事が億劫だというだけで流す癖はどうにかしたいとは思っている。

その狭い守備範囲の中で、いつかこの子はまた自分の首を絞めてしまうだろうと感じていた子がいて
それは見事に的中してしまった。
アイドルにはイメージというものがある。
でもイメージは時に自分を縛り付ける。
私は「肩書き」とイメージはイコールでなくていいと思っていて
「日本一売れて無い地下アイドル」と名乗っていたけれど
自分のイメージは「アウトの人」でも「日村さん似の地下アイドル」でもなんでもよかった。
人が見る自分の印象なんて物凄くどうでもよかった。
でもその子は自分の作り上げようとしたイメージに忠実で居ようとした。
多分それがアイドルとしては正しいんだと思う。
苦しいと思うけど。
だから人間の生き方としては、くそしんどいと思う。
彼女はありのままの自分で勝負すると言い、そのイメージを自ら手放した。
私もその方が残りの人生を楽しく楽に生きられるのではないかと思っている。
それでも何かに縛られてしまったら、それはもうその子の性格というか、性分なんだと思う。

私から何か言えるとしたら
「始める前に決め事を作らない」
という事だなと。
今度は「ありのままの自分」という自分に囚われてしまうから。
とても滑稽な話だけど。
だから何かを始める時はもう、何も纏わずに飛び込むのがいいと思っている。
「見る前に飛べ」
私は何かを始める時にこの言葉を頭に浮かべる。
飛んでしまえば後はどうにでもなる。

私はもう誰の味方とも軽々しく言いたくないので
「頑張って」とは言わないけれども
「幸せでいてね」という言葉を贈る様にしている。
人を幸せにする前に、自分が誰よりも幸せでいてね。
そう口にするようにしている。
もう十分頑張った人に頑張ってというのはおかしな話だからだ。
だから彼女にも「幸せでいてね」と告げた。
貴方は誰よりも不器用で、誠実だから
その分誰よりも幸せでいてね、と。

あと、今度は苦しむ前に連絡してね。
何もできないかもしれないけど、寄り添う事は出来るから。

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